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どのeスポーツゲームが自分に向いているのか?

eスポーツの観戦とプレイ、その違いとは?

様々なeスポーツのジャンルを理解する

様々なゲームをプレイするのにいくらかかるのか?

様々なeスポーツゲームをさらに詳しく見る

どのeスポーツゲームが自分に向いているのか?

現在、世の中には実に様々な種類のeスポーツゲームがあります。eスポーツに詳しくない人なら、プレイしたり観戦したりするゲームを決めるにあたって、おそらくどれを選べばいいのかわからなくなってしまうことでしょう。どのeスポーツが自分に向いているのか知りたいですか? 続きを読んでご確認ください。

どういったゲームのジャンルが自分に向いているのかを見つけるにはジャンルを調べれば良い、という単純なものではありません。主にゲームのプレイが目的であれば、費用(ゲーム本体や必要な機器など)、1試合終えるのに必要な時間、そのゲームがモバイル対応か否かといった点を考慮する必要があります。勝負の観戦にしか興味がないとしても、考えることはまだたくさんあります。

eスポーツの観戦とプレイ、その違いとは?

まず重要なのは、観戦とプレイとにおける違いを理解することです。eスポーツの観戦とプレイとを分ける大きな要素としては、時間の制約、場所、熱心さ、集中力があります。

ゲームの観戦は、家でくつろいで、あるいはモバイル環境で、ほぼどこからでもできることです。ゲームの観戦には高い集中力(何が起こっているのか経過を追うのには役立ちます)を必要としませんし、止めたい時にいつでも止められます。

ゲームのプレイは、この点が違います。ゲームに決着をつけるためだけではなく、クールダウン(オンラインゲームを終了前に止めると課されるアクセス禁止)を回避するためにも、ある程度の時間しっかり取り組む必要があります。クールダウンはゲームをプレイしているサーバーによって決まります。ライトゲームしかプレイしないのであれば、心配する必要はありません。

観戦だけの場合と比べると、様々なeスポーツをプレイする場合には関連の追加費用もかかります。Twitchなどのストリーミングサービスで無料で観戦するのとは違い、ゲームをプレイしたいとなると、ゲーム自体を購入する必要があります(ただし、基本無料のゲームもあります)し、すでに持っているのでなければ必要な機器も買わなければなりません。

様々なeスポーツのジャンルを理解する

現在、eスポーツのゲームで最も人気があるのは、MOBA(マルチプレイヤー・オンライン・バトル・アリーナ)とFPS(ファーストパーソン・シューター)です。Overwatchのように、両方のジャンルを少し組み合わせたゲームもありますし、やや個性的でありながら様々なゲームからの要素も取り入れたゲームもあります。プレイヤー同士が対戦する(PvP)ゲームのPUBGは、そういった例の1つです。

ロケットリーグ(車を使ったサッカー)やハースストーン(デジタル上でのみの収集可能なカードゲーム)のように、他とはまったく異なるゲームもあります。

プレイの観点では、FPSゲームはMOBAゲームと比べてまったく異なるタイプの観客を魅了します。これは主に、それぞれのゲームで必要となるスキルが異なること、目的が異なること、1試合の長さが大幅に異なる可能性があることが理由です。

MOBAゲームは1チーム5人で、第三者視点でプレイします。主要な目的の1つは、経験値(XP)とゴールドを稼ぐためにクリープの「ラストヒット」を取る(敵ミニオンにとどめを刺す)ことです。XPポイントを使ってレベルアップしたり、また、ゴールドを使ってショップでアイテムを購入したりすることもできます。Dota 2とLeague of Legendsは、現在、最もよく知られたMOBAゲームです。

サウンドはMOBAゲームではそれほど重要ではありません。聞こえるものは見えもするからです。つまり、プレイするためにヘッドセットを購入する必要はありません。

CS:GO(現時点で最も有名なFPSゲーム)は、もちろん、Dota 2やLeague of Legendsの類とはかなり異なります。5対5で戦うという点だけは似ていますが、ゲーム設定や目的は完全に別物です。

CS:GOでは、試合の半分(15ラウンド)をテロリスト(T)として、半分をカウンターテロリスト(CS)としてプレイします。そして、敵を倒したり、爆弾を仕掛けたり(T側の目的)、これを解除したり(CT側の目的)しなければいけません。狙いをつけて撃つために、CS:GOでは忍耐力や集中力と同様、見えたものにすぐ反応する反射神経が非常に重要です。CS:GOのゲームは一般的に、40分程度の長さです。

Overwatchは、厳密に言うならばMOFPS(マルチプレイヤー・オンライン・ファーストパーソン・シューター)と呼べるでしょう。ただし、ほとんどの人々にはFPSとして知られています。これは、Dota 2とLeague of LegendsとCS:GOを掛け合わせたものです。CSGOとは違い1チーム6人で、MOBAゲームとは似て非なるロールを使ってプレイし、1試合の長さは20分程度です。

Dota 2ではメタからチャンピオンを選びますが、このチャンピオンの数が膨大で、初心者プレイヤーは、そのチーム構成では誰を選択すべきなのかがわからずに苦労することが少なくありません。

MOBAゲームとは対照的に、FPSゲームではサウンドが最も重要な要素の1つです。チームメイトの話を聞いたり連絡を取り合ったりすることが、チームとして一緒にプレイする際のカギになります。FPSゲームでは、敵がいる位置に注意したり、その情報をあてにしたりすることが、最小限の勝利を収めるにも欠かせません。ですから、そのための機器が必要です。

StarCraft 2(SC2)は、残り少ないリアルタイム・ストラテジー(RTS)ゲームの1つで、広く人気があります。戦略や先の計画など、他のジャンルのゲームに比べて多くの独特なスキルを活用します。むしろチェスのゲームに近く、この種のゲームは、敵を武器で倒すよりも裏をかくことを楽しむ人々向けに設計されています。

PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)は、プレイヤー対プレイヤー(PvP)型のアクションゲームです。最後に立っている1人または最後のチームが勝者となるバトルロイヤルタイプのゲームモードでは、最大100人のプレイヤーが生死をかけて戦います。

たいていはFPSゲームとしてプレイされますが、PUBGでは戦略を用い、先の計画を立てることが重要です。なぜなら、試合の後半ではプレイゾーン外でのダメージが非常に大きいので、バトルゾーンが狭まってくる前に動きをよく計画しておく必要があるからです。最後まで生き残るとすると、ゲームは完了までに約40分かかる場合があります。

ロケットリーグは、これまでに説明した他のゲームとはまったくの別物です。サウンドを頼りにはしません。1試合は5分で終わります。自分だけでプレイすることも、4人までのチームでプレイすることもできます。かなり気楽で単純なゲームです。車を使ってサッカーをします。この単純さと気楽さが、ライトゲーマーの間で驚くほどの人気を呼びました。

むしろチェスのゲームに近く、StarCraft 2は、敵を武器で倒すよりも裏をかくことを楽しむ人々向けに設計されています。

クロスプラットフォームでプレイできるゲームの場合、友達がPCではなくXboxやPlayStationでしかそのゲームを持っていなくても、一緒に遊んだり対戦したりできる機会があることは確かです。

様々なゲームをプレイするのにいくらかかるのか?

ゲームにかかる費用も、どのゲームをプレイするかを決める際の重要な要素です。様々なゲームが様々な料金モデルでプレイヤーを呼び込みます。最初にかかる料金は高くても後は全て込みというゲームもありますし、一方で、ゲームは無料(LoLとDota 2)だが、スキンなどゲーム内で少額のアイテム課金があるものもあります。ただし、こういったアイテムはプレイに必須ではありません。

OverwatchやCS:GOをプレイしたければ、初期費用(Overwatchは約€35、CS:GOは約€13)がかかります。ハースストーンとHeroes of the Storm(HotS)はLoLやDota 2と同様のモデルで、基本プレイは無料です。この点が、他のゲームに勝る利点の1つです(気に入るかどうかわかるのに投資する必要がありません)。

こういった割と新しいゲームの大部分では、プレイに必要な機器がかなり高額になる可能性があります。例えば、ハースストーンで必要なのは、PUBGやCS:GOで求められるものよりずっと低い仕様で価格の安いコンピューターです。どのゲームをプレイするか決める際には、すでに機器を持っているのでなければ、予算の影響を大きく受ける可能性があります。

MOBAゲームは一般に、最高水準のマシンを必要としません。この手のゲームはグラフィックスよりもゲームプレイを重視しているからです。ロケットリーグは、この点が似ています。SC2など古めのゲームは、グラフィックスカードがある限り、ほとんどのマシン上で動かせます。

eスポーツゲームをプレイする際には、適切なマシンと同様、適切な周辺機器を使うことも重要です。CS:GOとOverwatchは、最適な形でプレイするためにはゲーミングマウスとヘッドセットの購入が必要で、これには€100以上かかる可能性があります。

クロスプラットフォームでプレイできるロケットリーグは、友達がPCではなくXboxやPlayStationでしかそのゲームを持っていなくても、一緒に遊んだり対戦したりできる機会があることは確かです。

League of LegendsとDota 2は、手頃な価格の機器でプレイできます。サウンドや狙いを定めることがそれほど重要ではないので、立派なマウスやヘッドセットの必要性はあまりありません。

様々なeスポーツゲームをさらに詳しく見る

OverwatchとCS:GOはどちらもFPSゲームで、それゆえ似たところがあると言えますが、ゲームのジャンルはずいぶんと違います。CS:GOは動きが遅いために、かなりペースがゆっくりしています。また、死ぬとラウンドはそこで終わりで、命の危険はOverwatchよりもずっと大きく、これがCS:GOのゲームの緊張感と興奮度を高めているのだと言えます。

しかし、CS:GOには経済システムがあります。所持金が無いに等しい状態であれば、一方の側はエコラウンドを行わざるを得なくなります。このラウンドは、ほとんどの場合、まったく無意味で、見ていて面白いものでもありませんし、プレイヤーにとっても同様です。

MOBAゲームを分析すると、いくつかの理由で、Dota 2はLeague of Legendsよりもプレイするには複雑です。Dota 2ではメタからチャンピオンを選びますが、このチャンピオンの数が膨大で、初心者プレイヤーは、そのチーム構成では誰を選択すべきなのかがわからずに苦労することが少なくありません。

また、Dota 2はLeague of Legendsと比べると、初心者にはその位置取りや、なぜ他の場所ではなく1つの場所でプレイする必要があるのかを理解するのが困難です。

まとめると、自分がプレイしたり観戦したりするのに適したeスポーツゲームを探すには、考えることがたくさんあるということです。何をするかを決める際にこの記事が役立つことを願いますが、ストリーミング配信を見たりプレイを始めたりするまでは、本当に何が向いているのかは、決してわからないものなのかもしれません。

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Pinnacle

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