今週PGL Arlington Majorが始まります。そこで、Dota 2の専門家Ben "Noxville" Steenhuisenがトーナメントとその初戦のアウトライトベッティングマーケットを見ていきます。彼自身が執筆したパワーランキング記事の内容を補いながら、バリューがありそうなチームに目星をつけ、惜しむことなく共有してくれています。
スタンドインを起用したチームのパフォーマンスがどうなるか、常に不確定要素はたくさんありますが、特に非常に多くの国際移動が起こっている中ではあらゆる可能性を考慮する必要があります。試合(またはトーナメント全体)におけるチームの真のオッズは、プレイヤーの移動に遅れが発生したり、ビザの問題が発生した場合、今後数日で大きく変化する可能性もあります。
グループベッティング
グループベッティングマーケットから見ていきましょう。私は、グループAでオッズが5.730*のOGのバリューが高いだろうと考えてます。PSG.LGDは明らかな本命ですが、8回の2セットマッチで少なくとも数回は失敗する可能性があります。これによりOGか、8.270*のRoyal Never Give Upにもチャンスが訪れ、グループの順位をひっくり返すかもしれません。
グループBはもう少し様々な可能性があります。ですが最近の調子を見ると、3.890*のTundraと4.530*のTeam Spirit両者にバリューがありそうです。ダークホースはAsterです。Asterが国際大会でプレイしているところを見たことがなく、他の一部のチームをてこずらせる存在になる可能性があります。
アウトライトマーケット
Tundra (4.570*)とOG (5.590*)は、PSG.LGDと共に決勝進出(オールイン)マーケットでの妥当な選択肢だと考えられます。現時点でどのチームにも大きなエッジはないと思いますが、今週出てくる情報で変わるかもしれません。
ウィナーズグループマーケットで2.500*のグループBには大きなチャンスがありそうです。PSG.LGDが本命で、次にOG (どちらもグループA)が続きますが、グループAの全体的なインプライドオッズが少し高すぎるように見えます。TundraとTeam Spiritの組み合わせオッズがそれを相殺していて、特にEGとAster (すべてグループB)との組み合わせのバリューが高くなっています。
試合ベット
私は大抵、各試合で色々な個別マーケットを試すより、ウィナー3ウェイマーケットという視点から魅力的な試合を探します。オッズが魅力的だと思う試合を見つけたら、各サイドマーケットを詳しく調べます。
オープニングマッチデーなら、ウィナー3ウェイマーケットでOutsiders (1.689*)対FnaticとAster (1.645*)対Entityを選びます。
金曜日のRoyal Never Give Up対Fnaticでは、RNG (1.606*)のウィナー3ウェイマーケットのオッズが魅力的です。マップ#1とマップ#2のRNGのマネーラインオッズ(1.255*)も気になります。
金曜日は、Evil Geniuses (2.000*)対beastcoast (1.826*)も魅力的なマッチアップです。ただし、この2チームはESL Stockholmでの戦いを1-1で終えています。
*オッズは変更される場合があります。