ベッターは直観に頼るよりは数学的なエッジを常に求めるべきです。例えば、ケリー基準を使用する方法を学ぶことは、ベッターがどれくらい賭けるべきかを決めるのに優れた方法です。続きを読んでご確認ください。
ベットを行う前に、ベッターは6つの重要な質問 (だれ、なに、いつ、どこで、どうして、どうやって)について考えるべきです。 しかし、この記事ではどれくらいベットするかを見ていきます。
Dota 2のThe Internationalにベットすることを考えてみましょう。以下の質問は状況に合った内容に変えることができます。
- 誰にベットするのかTeam Liquid
- 何にベットするのか完勝者
- いつベットするのか オッズが発表されたとき
- どこでベットするのかピナクルはベストオッズを提供する傾向がある
- なぜそのオッズにベットするのか割安に見えるから
- いくらベットするのかこの結果にいくらベットするのか
ほとんどのベッターは最初の5つの質問を重視する傾向にあります。多くの場合、the do's and don'ts of eSports bettingの記事に影響を受けて、「なぜ」に対する答えを数学的、統計的根拠を用いて導き出そうとしがちです。
財務的な判断を行う時、重要なポイントは投資するのにふさわしい財務製品を見つけるだけでなく、ポートフォリオを分割する方法を決めることです。同様に、ベッターにとっての重要な質問はどれくらい賭けるかということです。
The Journal of Gambling Business and Economicsに掲載のDominic Cortis氏の論文など、多くの論文では、ケリー基準またはその派生した基準を使用することを勧めています。基本的にケリー基準は、オッズが期待よりも高いという結果に基づいてベットすべき自分の資金の比率を計算します。その結果、資金は指数関数的に増加します。
ケリー基準方程式:
(BP-Q)/B
B = デシマルオッズ -1
P = 成功の確率
Q = 失敗の確率(1-p)
コイン投げをケリー基準の例として使用
コインを投げて表が出ることに2.00で賭けているとします。しかし、そのコインは偏っていて、表になる確率が52%だとします。
この場合
P= 0.52
Q = 1-0.52 = 0.48
B = 2-1 = 1
これは以下のようになります。 (0.52x1-0.48)/1 = 0.04
したがって、ケリー基準では4%をベットすることを推奨します。プラスのパーセンテージはエッジがこちらのバンクロールに有利であることを示しています。よって資金は指数関数的に増えていきます。また以下のコードを使用して、このオンラインシートで異なる値をケリー基準によってテストできます。
根本的に、ケリー基準は他の賭け方法やアービトラージ方法よりもリスクが低いので、明白な利点があります。しかし、ケリー基準では、事象の結果の可能性を正確に計算する必要があります。そしてこの方法を実践しても急激にバンクロールが増加するわけではありません。
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