League of Legends World Championship 2020
League of Legends World Championshipの開幕が迫ってきました。もう一週間もすると、プレイインステージが始まります。こうした大会の前半戦では、世界中の小規模なリーグから集まった最強のチームたちが、時に番狂わせを起こし、グループステージへの出場枠を掴み取ろうと、全力を出してぶつかり合います。
プレイインは今大会のメタや、驚くほど多彩なドラフトピックを一足先に見られる刺激的なラウンドで、どのチームも独自のスタイルやイノベーションを取り入れ、一度きりのユニークな戦略を使って、一勝や二勝の上積みを狙ってきます。
驚きに満ちた一週間になるのは間違いありません。Worlds 2020のプレイインラウンドの展望を見ていきましょう。
Worlds 2020のことを詳しく知りたい方のために、League of Legends World Championshipガイドを作成しました。
LEAGUE OF LEGENDS WORLD CHAMPIONSHIP
LoL - World Championshipの魅力的なオッズをPinnacleで手に入れましょう。
サインアップはこちらログインはこちら
League of Legends Worlds 2020オッズ
以下のオッズはLeague of Legends World Championshipのアウトライト市場のものです。League of Legendsで賭けられる市場の全リストは、League of Legends Worlds 2020オッズの専用ページでご覧いただけます。
LoL Worlds 2020大会形式
コロナウイルスの世界的流行により、VCSから選ばれたベトナムの2つのシードチームが中国での大会に参加できません。このためRiot Gamesは、韓国の第3シードであるGen.Gをグループステージへ繰り上げて進出させ、プレイインの形式を変更しました。
今年は例年のような4グループ方式ではなく、5チームで構成される2グループが、決勝ラウンドへの最後の椅子をかけて争います。各グループで全チームの総当たり戦(1勝先取)がひと回り行われ、グループAとBの首位チームは自動的に決勝ラウンドへ進出し、5位のチームは大会から脱落します。
次いでノックアウトラウンドが始まり、各グループの3位と4位のチームが3勝先取で対戦し、敗戦チームはやはり大会から敗退となります。
そして勝ち上がった2チームが他グループの2位チームと3勝先取で対戦し、そこで勝利した2チームが決勝ラウンドへの最後の出場枠を勝ち取ります。
LoL WorldsグループAの展望
すぐさま目を引くのがMAD Lions対Team Liquidという激戦必至の好カードで、伝統的なライバルである欧州と北米の最新の戦いが見られそうです。
LCSのレギュラーシーズンを一位で駆け抜け、LCSのSummer Split Playoffsでも優勝候補に挙がっていたTeam Liquidがプレイインで戦うのは、多くの方にとって意外でしょう。とはいえ、2人の元世界王者と1人の元Worldsファイナリストを擁するこのチームが、決して侮れない存在なのは確か。Team Liquidのメンバーが実力者揃いなのは疑いようがありませんが、北米からやってくるチームの常として、チームプレイや個々の連携には大きな疑問符がつきます。
ずば抜けた経験値を誇るTeam Liquidとは対照的に、MAD Lionsのメンバーはうち4人がルーキーで、トップレベルで戦ったことがあるのは、ミッドレーン担当の“Humanoid”ことMarek Brázdaひとりだけ。そのHumanoidですら、昨シーズンはSplyceでWorldsの準々決勝まで進出したとはいえ、デビュー2年目の選手にすぎません。
MAD Lionsは技術的に才能豊かなプレイヤーが揃い、攻撃的なゲームを展開するため、見ていてとても興奮させられるチームです。今年度は圧巻のスタートを切り、Spring PlayoffsではG2 Esportsを撃破して世界を驚かせ、Summer Splitの大部分でヨーロッパのLECの主役を担ってきました。
MAD Lionsの能力は底知れません。ただ、シーズン最後の数週間で調子を落としており、今大会へ向けてのコンディション調整には疑問が残ります。
とはいえMAD Lionsは革新的で、意外なピックを恐れずに行います。“Kaiser”ことNorman Kaiserは今大会最強のサポートにも数えられ、今年の初めにはウーコンのサポートで、当時最強クラスのADC(マークスマン)であったヴァルスのゲームプランを粉砕して、ボットレーンのメタに革命を起こしました。Worldsのパッチがリリース前のため、MAD Lionsの手の内はまったく読めませんが、想定外のことが起きても不思議はありません。
このグループの残りのチームの中では、Legacy Esportsが苦戦を強いられそうです。OPLは確かにタレント揃いのリーグで、何人かのプレイヤーは北米や欧州でもチャンスを掴み始めています。加えて去年のプレイインではMammothが大活躍を見せました。
ですが残りのもう2チームもかなりの強敵で、トルコとブラジルは歴史的にも、抜群の成績を残しているワイルドカード地域でもあります。この両チームの対戦が、そのファン同士の争いと同じくらい盛り上がることを期待しましょう。
両チームの対戦では誰にとっても息の抜けない、トルコのSuperMassiveが優勢と見られます。特に韓国人の中心メンバーであるジャングラーの“KaKAO”ことLee Byung-kwonと、サポートの“SnowFlower”ことNo Hoi-jongが6月に加わってから、チームは見違えるような戦いぶりを見せています。
LoL WorldsグループBの展望
グループBに移りましょう。ジャングラーの“Peanut”ことHan Wang-hoや、ダウンボットの“Kramer”ことHa Jong-hunといった選手を擁する、LPLのLGD Gamingが、グループ突破の最右翼であることは疑いようがありません。ここ数年は現在最強と言われる中国勢の強さを見せつけられており、時に番狂わせは起きるものですが、大会のこの段階で、LGD Gamingが1ゲームでも落とすことは考えにくいのではないでしょうか。
このグループで本当に分からないのは2位争いで、PCSのPSG TalonとLCLのUnicorns of Loveが激しい勝負を繰り広げそうです。この両チームに加えてLGD Gamingがいるため、LJLのV3 EsportsやLLAのRainbow7にとっては、過去に両地域のチームがプレイインで活躍した年もあるにせよ、見通しは暗いと言わざるを得ません。
LGD GamingはグループB突破の最右翼ですが、2位争いは混沌としています。
ここ数年の成績からも台湾チームは侮れませんが、PSG Talonにとっては不運にもビザの問題により、ジャングルとミッドの韓国人コンビ、“River”ことKim Dong-wooと“Tank”ことPark Dan-wonを欠いたまま、プレイインを戦わないといけません。
そう考えると、今季ロシアで圧倒的な力を示してきたUnicorns of Loveに、大きなチャンスが訪れそうです。今年の成績はなんと39勝2敗。LCSのキャスター、“Phreak”ことDavid Turleyに「リーグ史上最強チーム」と言わしめたほどです。史上最も成功した伝説的なワイルドカードチーム、Albus Nox Lunaもまたロシアのチームであることを考えたら、とてつもない絶賛ぶりです。
現状ではUnicorns of Loveが、決勝ラウンドへ進出する有力候補と考えられるのではないでしょうか。
Worlds 2020プレイインステージ展望:勝ち抜けるのはどのチーム?
その意外性とポテンシャルの高さから、MAD LionsがTeam Liquidを打ち破って、LGD Gamingと共に1位突破を決めるのではないかと考えられます。
現状ではTeam LiquidとUnicorns of Loveがかなりの確率で2位に食い込み、Legacy EsportsとV3 Esportsは脱落を免れなさそうです。そうなるとINTZとSuperMassive、PSG TalonとRainbow7がそれぞれ3位と4位として、ノックアウトラウンドの最初に対戦することになります。
これらの戦いではSuperMassiveとPSG Talonが優勢と見られ、それぞれ次にUnicorns of LoveとTeam Liquidと対戦することになるでしょう。SuperMassiveは強敵ですが、Unicorns of Loveに勝てない相手ではありません。ベストメンバーではないPSG Talonも、Team Liquidを撃破するには至らなさそうです。
現時点ではLGD Gaming、MAD Lions、Team Liquid、Unicorns of Loveが決勝ラウンドへ進出する可能性が高そうですが、SuperMassiveやPSG Talonも決して楽な相手ではなく、チャンスは残されていそうです。
大会を通じて、最新のLeague of Legends予想をチェックしましょう。
League of Legends World Championshipガイドを読んでから、最新の League of Legends Worldsオッズをチェックしましょう。
* オッズは変更される場合があります。