IEM Katowice 2023の開催が目前に迫る中、この伝説的なCounter-Strike: Global Offensiveのトーナメントと、歴代の輝かしい優勝者たちを振り返ってみましょう。このイベントは2014年に始まり、それ以来毎年開催されています。
2014年 – Vitrus.Pro
2014年に行われた2回目のCS:GOメジャー大会、EMS One KatowiceのトーナメントではVirtus.Proが優勝を果たしました。チームメンバーは、Jarosław “pashaBiceps“ Jarząbkowski、Filip “Neo” Kubski、Wiktor “TaZ” Wojtas、Paweł “byali” Bieliński、Janusz “Snax“ Pogorzelskiでした。Virtus.Proは、Olof "olofmeister" Kajbjer率いるLGBに1マップ負けた以外は、一度も負けることなく優勝しました。
決勝戦の相手は伝説のプレイヤー、Christopher “GeT_RiGhT” AlesundとPatrik “f0rest” Lindbergが所属し、当時の世界最強チームと言われたNinjas in Pyjamas (NiP)でした。Virtus.Proは彼らを破り、優勝を成し遂げました。
この勝利は、Virtus.ProにとってCS:GOメジャー大会での初優勝であり、母国ポーランドでのタイトル獲得ということで意義深いものになりました。
2015年 - Fnatic
2015年のIEM Katowice優勝者はFnaticでした。Olof "olofmeister" Kajbjer、Freddy "KRIMZ" Johansson、Jesper "JW" Wecksell、Markus "pronax" Wallsten、Robin "flusha" Rönnquistがメンバーだったチームは、グループステージ、準々決勝、準決勝を1マップも落とさず突破し、大会を制しました。
決勝戦はNiPとの対戦となりました。Nipにはこの年Aleksi "allu" Jalliが加入したものの、またしても2位に終わりました。Fnaticが2-1で勝利し、優勝賞金$100,000を手にしました。
これはその年に行われた大きな大会での初優勝であり、Fnaticにとって非常に大きな意味を持つものでした。2015年はメジャー大会で計3回優勝するなど、圧倒的な強さを誇りました。
2016年 - Fnatic
Fnaticは2016年、グランドファイナルで伝説のブラジルチームLuminosity (当時Gabriel "FalleN" ToledoとMarcelo "coldzera" Davidというスター選手が所属)を3-0のスコアで破り、タイトルを守りました。Fnaticのチームメンバーは、ほぼ2015年の優勝メンバーでしたが、Markus "pronax" Wallstenに代わりDennis "dennis" Edmanが起用されました。
グループステージでは決勝戦の相手となるLuminosityに1敗しただけで、AstralisやVitrus.Proといったチームを破ってグランドファイナルへ進み、大会を通して力強いパフォーマンスを見せました。
IEM Katowice 2016で優勝したことで、世界のトップチームの1つとしての地位を確固たるものにし、幸先よく1年をスタートさせました。
2017年 - Astralis
Astralisは2017年に世界のトップチームの1つとなり、IEM Katowice大会でも好成績を収めました。チームメンバーは、Nicolai "dev1ce" Reedtz、Peter "dupreeh" Rasmussen、Markus "Kjaerbye" Kjærbye、Lukas "gla1ve" Rossander、Andreas "Xyp9x" Højslethでした。
Astralisはグループステージを1敗のみで2位通過し、プレーオフではHeroicやNAVIといったトップチームを破り、グランドファイナルに進出しました。BO5形式で行われた決勝戦では、3-1のスコアでFaZe Clan (Håvard “rain” Nygaard、Nikola “NiKo” Kovačと注目プレーヤーが所属)に勝利しました。
AstralisのIEM Katowice 2017での優勝は、チームにとって初めての大きな大会での勝利であり、CS:GOの世界でトップチームの1つとしての地位を築いたという意味で、大きな成果であったと言えます。
2018年 - Fnatic
Fnaticはトーナメントを通して好調で、グループステージを1位で通過し、準決勝でTeam Liquidを破り、グランドファイナルに進出しました。BO5形式の決勝戦では、3-2でFaZe Clanに勝利しました。
チームは、2016年優勝時の中心メンバーであるJesper "JW" Wecksell、Freddy "KRIMZ" Johansson、Robin "flusha" Rönnquistに、Maikil "Golden" Selim、Jonas "Lekr0" Olofssonが加わり、そうそうたるメンバーが揃っていました。
IEM Katowice 2018で優勝したことで、Fnaticは世界のトップチームの1つとしての地位を確固たるものにし、その年を首尾よくスタートさせました。また、この優勝は、2016年以来のメジャー大会での優勝ということで、チームにとって重要な成果となりました。
2019年 - Astralis
AstralisのIEM Katowice 2017での優勝は、チームにとってメジャー大会で2回目の優勝であり、世界のトップチームの1つとして地位を固めたという意味で大きな成果であったと言えます。この大会には、CS:GO史上最高のチーム編成の1つと言われるメンバーで出場しました。Lukas "gla1ve" Rossander、Nicolai "dev1ce" Reedtz、Peter “dupreeh” Rasmussen、Emil “Magisk” Reif、Andreas “Xyp9x” Højslethです。
Astralisは、グループステージを1位で通過し、プレーオフではNiPとMIBRを破ってグランドファイナルに進出するなど、大会を通じて非常に素晴らしいパフォーマンスを見せました。BO3形式の決勝戦では、2-0のスコアでENCEに勝利し、大会を通して落としたマップは1つだけでした。
この勝利は、AstralisがCS:GOの世界で優位に立ち続けていることの表れでした。大会前の数か月間で、いくつかの大会ですでに優勝しており、大会後の数か月間でも、さらに大きな大会で優勝することになったからです。また、この勝利により、BO3およびBO5のシリーズ戦でCS:GOプロ史上最多のマップ連勝記録を樹立しました。
2020年 - NAVI
NAVIことNatus Vincereは、IEM Katowice 2020で優勝し、世界のトップチームとしての地位を確固たるものにしました。大会は2020年2月に開催され、優勝賞金は$500,000でした。
NAVIはグループステージを1敗のみで1位通過し、プレーオフではTeam LiquidやAstralisといったトップチームを破り、グランドファイナルに進出しました。BO5形式の決勝戦では、3-0のスコアでG2 Esportsに勝利しました。
チームメンバーは、Oleksandr "s1mple" Kostyliev、Denis "electroNic" Sharipov、Kirill ”Boombl4” Mikhailov、Ilya “Perfecto” Zalutskiy、Egor “flamie” Vasilyevでした。NAVIがIEM Katowice 2020で優勝したことは、CS:GOの世界でトップチームの1つとしての地位を再び築いたという意味で、大きな成果であったと言えます。
2021年 - Gambit
IEM Katowice 2021はオンラインで開催され、また、次ステージへの進出枠をかけたプレーインイベントが初めて行われました。優勝したGambitはこのプレーインを勝ち進み、チームにとって重要な勝利となりました。チームには、経験豊富なAbay “HObbit” Khasenovを中心に、昇格したばかりのアカデミーチームが加わりました。新進気鋭のIGL、Vladislav “nafany” Gorshkov、AWPの新星Dmitry “sh1ro” Sokolov、Sergey “Ax1le” Rykhtorov、Timofey “interz” Yakushinです。
彼らは準々決勝でCISのライバルであるNAVIを破り、準決勝ではTeam Spirit、決勝ではVirtus.Proに勝利し、優勝しました。
2021年は、第1回Pinnacle Cup、IEM Summer 2021、BLAST Premier Spring Final 2021でも優勝し、大きな成功を収めた年となりました。
2022年 – FaZe Clan
2022年、イベントは再びオフラインに戻り、有名なスポデクアリーナで開催されました。FaZe Clanは、IEM Katowiceの優勝で年の初めを順調にスタートさせました。興味深いことに、前年のGambitと同様、FaZeもプレーインイベントを通過してきていました。
グランドファイナルまでに、前回王者のGambitやデンマークのHeroicを破りました。彼らは3-0でG2を倒して優勝を決めましたが、Mirageでは長いオーバータイムを強いられ、このマップは31-27でした。
IGLのFinn "karrigan" Andersenをリーダーに、Robin "ropz" Kool、Russel "Twistzz" Van Dulken、Håvard "rain" Nygaard、Helvijs "broky" Saukantsが選手登録され、Justin "jks" Savageが頼れる代打として参加していました。
チームは優勝賞金$400,000を手に入れ、“broky”がMVPを獲得しました。このイベント後、FaZeはESL Pro League Season 15、PGL Major Antwerp 2022、IEM Cologne 2022で優勝を果たしました。