eスポーツベットでいくら勝てるかは、「賭け金」と「オッズ」という2つの要素によって変わってきます。後述しますが、オッズは特定の結果が発生する確率を反映した数字でもあります。

eスポーツベットでいくら勝てるかは、「賭け金」と「オッズ」という2つの要素によって変わってきます。後述しますが、オッズは特定の結果が発生する確率を反映した数字でもあります。

オッズ形式:デシマル

ピナクルでは「デシマル」と「アメリカン」という2つの形式で、オッズを提供しています。デシマルオッズは、ベットに勝った時に手に入る金額がもっとも計算しやすいオッズ形式です。

デシマルオッズでは基本的に、数字が小さいほど、対象チームの勝利する確率が高いことを意味します。逆に数字が大きいほど、対象チームの勝利する確率は下がっていきます。例えばNewbeeのオッズが1.600で、Team Liquidのオッズが2.500の場合、ブックメーカーはNewbeeがそのラウンドに勝利する確率が高いと考えています。

デシマル形式のベットでは、ベットしたい金額にオッズを掛けることで獲得金額を計算できます。

デシマルオッズの例

こちらがeスポーツ競技のマネーライン市場で提供される、デシマルオッズの例です。  マネーラインはもっとも一般的なベットタイプで、ベッターは2チームのどちらがマッチに勝利するか予想して賭けます。以下、Newbee対Team Liquid戦の架空のオッズを例に説明していきましょう。

Newbee 1.600

Team Liquid 2.500

Newbeeに€100をベットした場合、チームが勝てば€160.00が手に入ります。計算式は以下のとおりです。

オッズ x 賭け金 = 配当金(リターン)

1.600 x €100のベット = €160.00

この数字には元金の€100(「賭け金」とも呼ばれます)が含まれているため、利益は€60.00となります。

Team Liquidに€100をベットした場合、予想配当金は€250になります。

2.500 x €100 = €250.00

(€150の利益と€100の賭け金)

試合の勝者を予想するベットをデシマルオッズで行う場合、ベッターが賭ける金額は、ベッターが負うべき「リスク」とも表現されます。ベットを行う際、ベットスリップには勝った場合の獲得金額(すなわち予想配当金)が示されます。 

また、デシマルオッズを使って、特定の結果が発生する確率を計算することもできます。具体的には1をデシマルオッズで割るだけです。例: 

1 / デシマルオッズ = 1 / 1.600 = 0.625

すなわち、Newbeeが勝利する確率は62.5%となります。

1 / 2.500 = 0.400

すなわち、Team Liquidが勝利する確率は40%となります。

お気づきでしょうが、62.5%と40%の2つの確率を足しても、102.5%にしかなりません。これはオッズに「ブックメーカーのマージン」が含まれているためです。マージンとは、ブックメーカーがベットを受け付ける際に徴収する金額であり、上記のケースでは2.5%がブックメーカーのマージンとなります。 

ブックメーカーの提示するマージンが少ないほど、ベッターが得られる利益は増えます。ピナクルの自慢は、オンラインでもっとも少ないマージンを提供していることです。

もっと詳しく知りたい方は、「ベッティングマージンの計算法」に関する記事をお読みください。 

他のベットタイプ – アウトライト

ピナクルのeスポーツベットではマネーラインに加え、「アウトライト」もご利用いただけます。アウトライトは個々のマッチではなく、イベントの結果を予想して賭けるタイプのベッティングです。人気のあるアウトライトベットには例えば、Dota 2の「The International(ジ・インターナショナル)の優勝チームは?」市場があります。 

アウトライトベットではまた、「Team Liquidの勝利ゲーム数は?」など、対象マッチ内の特定の変数を予想して賭ける市場もあります。  

こうした種類のベットでも、オッズの仕組みは一般的な市場と変わりませんが、選択肢の数が増える場合があります。例えば「トーナメントの優勝者」を予想する市場では、10チーム以上の中から選んでベットするケースもあるでしょう。

他のタイプのベット - ハンディキャップ

もっとも面白いベットタイプのひとつがハンディキャップ(別名「スプレッド」)です。 こうしたベットでは「マッチの条件を均等化」すべく、ブックメーカーが不利とされるチームにプラスのハンデを、有利とされるチームにマイナスのハンデを与えるのが特徴です。

例えば上述のケースで、Team Liquidのほうが勝ち目が薄いのであれば、「彼らが最初から1-0ゲームのアドバンテージを持っている場合」に勝てるかどうかを予想して賭けるのは面白いかもしれません。

こうしたベットはハンディキャップベットと呼ばれ、一般的には「Team Liquid (+1)」のような形でハンデが示されます。逆に1ゲームのハンデを負って試合が始まる(上述の例ではNewbeeが該当)場合は、「Newbee (-1)」といった形でハンデが示されます。

ハンデが加わることで、通常はオッズも変化します。例えば+1のアドバンテージを持つTeam Liquidのオッズは今頃2.000になっていて、その一方でNewbeesが勝利するオッズは1.998まで上がっているかもしれません。

複数ベット

勝った時の配当金を増やしたいベッターは、複数ベット(別名「アキュムレーター」)という方法を活用できます。複数ベットとは、異なるイベントで2つ以上のベットを組み合わせる賭け方です。ただし、各ベットのオッズを組み合わせた配当金を手にするには、すべての予想を的中させる必要があります。

複数のベット方法

ベットを行う際、ベッターは対象となる賭けの計算方法を選ぶことができます。すなわち、負うべきリスク(ベットする金額)と勝ちたい金額のいずれかを選んで、計算を行うことができます。この点については、ピナクルの「賭け方」に関するガイドに詳しく説明されています。